カビ発生の要因には主に温度、湿度、栄養の3つがあります。具体的にカビが好む環境は、気温が20℃から30℃、湿度が70%以上で、石けんカスや皮脂汚れなどがエサとなって増殖します。鹿児島県の2020年の気温と湿度を見ると、5月から9月頃がカビが発生しやすい気候となっているので、注意が必要です。
定期的な換気やあまり物を詰め込みすぎないようにして風通しをよくすることがポイントです。給水パイプを通じて熱が伝わり、カビが生えやすくなっているので、シンク下に食品は収納しない方がいいでしょう。
きちんと洗ったつもりのまな板でも包丁傷から汚れが入ってしまい、雑菌が繁殖していることもあります。こまめにお湯をかけて除菌することが大切です。
汚れやすい排水溝のフタは放っておくとカビが生える原因に。フタをするのをやめると、洗う手間を省くことができます。
入浴後はシャワーをかけて汚れを落とし、最後にから拭きをしましょう。シャンプーボトルなどの底もヌメリが発生しやすいので忘れずに。
ヌメリが出やすい床置きをやめて、吊り下げ収納にすると、風通しがよくなり、掃除もしやすい!吊り下げアイテムはS字フックやクリップタイプなど様々なものがあります。
靴箱の中に、容器に入れた重曹や乾燥させたコーヒーカスを置いておくと、湿気を吸い取ってくれるだけでなく、脱臭効果も期待できます。
雨に濡れた靴をそのまま靴箱に入れてしまうと、カビが発生しまうので、乾かしてからしまうことを心掛けて。たまに扉を開けて換気をしたり、ほこりがたまらないようにこまめに掃除をしたりしましょう。
湿度の高い時期はエアコンの内部が高温多湿になりやすく、カビが発生することも…。フィルターなどが汚れていると、部屋の空気も汚れてしまいますので、使い始める前に掃除をしておきましょう。においなどが気になる場合は業者に連絡を。
クローゼットに服を詰め込みすぎると湿気がたまりやすくなってしまうので、ゆとりを持たせることが大切です。定期的に扉を開けて空気も入れ替えましょう。扇風機で風を当ててもOK。