間取りを決めるとき大切なポイントの1つが動線の良さです。
家族が協力して家事に取り組みやすい工夫も加えると、さらにグッド!
そこで、今回は家事シェアしやすい家づくりアイデアを紹介します。
料理や洗濯など家事はどうしてもママの負担が大きくなりがちです。
家事シェアの第一歩として、ママ1人でなく、家族みんなが使いやすい収納スペースを設けましょう。
片付けやすさが家事シェアにつながります。
下写真はコート掛けを併設した玄関収納。
帰宅後、すぐに服をハンガーにかけられるので、脱ぎっぱなしを防ぎやすく、家の中にウイルスや花粉も持ち込みにくいです。
靴置き場は見える収納で、家族のものが一目瞭然。
一人一人の背の高さに合わせて収納位置を決めると、より全員が使いやすい収納スペースになります。
ベンチ下に靴を収納できるスペースがあると、出し入れがしやすく、忙しい朝には大助かり。
座って靴を履くことができるので、子どもやお年寄りも使いやすいです。
買い物後、荷物の一時置き場としても利用できます。
食品や飲み物を保管したり、非常食を備蓄したりするのに役立つのがパントリーです。
玄関との距離が近いほど、買い物後の収納がスムーズに。
消費期限が分かるように食材を収納しておくと、家族で食材管理もできます。
ニッチは配置しだいで収納がしやすくなる便利なスペースです。
例えば、扉のないニッチに家族共有のものをしまうようにすると、戻す場所が明確になるので、家族みんなが片付けやすくなります。
デッドスペースになりがちな階段下は収納スペースに活用することも可能です。
勉強道具など子どもが使うものをまとめておけば、必要な物が一式揃っているので、「あれどこいった?」と聞かれる頻度を減らせるように。
キッチンからリビング全体を見渡せる間取りにすると、小さな子どもがいても家事をしながら見守れて安心です。
声掛けがしやすく、自然とコミュニケーションをとれるので、家族が家事にも参加しやすくなります。
キッチンとダイニングテーブルの移動距離が短くすむので、家事時短につながります。
料理の配膳や片付けを家族で協力して取り組みやすいこともメリットです。
リビングを通って上階へ上がるリビング階段は、家族と顔を合わせる機会が増えます。
ご飯の準備ができたときも上階の部屋にいる家族に声掛けしやすいです。
採光や通風を確保するのに便利な室内窓。ほどよく部屋を仕切れるので、家族の様子も把握しやすくなります。
ただし、一般的な間仕切り壁よりもコストがかかる傾向にあるので、注意しましょう。
洗濯後、大変なのが洗濯物を干して、たたむまでの作業です。
ワンストップでできるようにすると、動線がぐんとコンパクトに。
家族の誰もが洗濯に取り組みやすい間取りは、家族の家事シェアも後押しします。
洗う、干す、アイロンをかける、たたむ作業が全て一室でできるランドリールームを作ることで、家事を効率化できます。
洗濯物を家族の共有スペースに持ち込むことがなくなるので、散らかりがちなリビングもスッキリとした空間に。
家族全員の服をまとめて収納できるファミリークローク。
洗濯物を1箇所に運べばいいので、家事負担の軽減に。
リビング近くに通り抜けできるウォークスルータイプのものを設置すると、家族も自分の服をしまいやすくなります。