●解体工事
購入した土地に古屋が建っていたり、家を建て替えたりする場合、 取り壊すための解体工事費用が必要です。家以外に、 塀や庭の木、カーポートや物置などを処分するための費用もかかります。
●外構工事
フェンスやカーポート、門扉などの設置工事費用がかかります。庭づくりは芝や砂利などを敷いたり、植栽を設けたりなど規模によって費用が変わります。
●引き込み工事
土地に水道やガスの配管が整備されていない場合、引き込み工事が必要です。汚水をきれいな水にする浄化槽の設置が必要な地域はその費用もかかります。また、購入前に設備条件を確認しておきましょう。入居前にインターネットを使うための引き込み工事も忘れずに。
●地盤改良工事
地盤調査の結果、軟弱地盤だった場合に行います。弱い地盤に家を建てると、地盤が建物の重さに耐えられず、家が沈んで傾いてしまうことがあるので、改良工事を施します。費用は土地面積と工法によって異なります。
●インテリアなどの取り付け工事
カーテンレールやエアコン、照明器具などの設置を業者に依頼する場合にかかります。カーテンや照明を自分で取り付けるなら費用を抑えられます。
●設計料
一般的にハウスメーカーと工務店は工事費の2%から5%、設計事務所は10%から15%ほどといわれています。ハウスメーカーなどでは本体工事費に含まれている場合もあります。
●登録免許税
不動産の登記をする際にかかる税金です。司法書士に登記を依頼することが一般的で、登録免許税のほかに、手続き代行費用がかかります。
●印紙税
不動産売買契約書や建築工事請負契約書など特定の文書に課税される税金のことです。契約書の記載金額によって、税額が決まります。
●不動産取得税
土地や家を取得したときに課される税金です。2024年3月31日までに取得した住宅・土地については軽減税率の3%が適用されます。
●固定資産税・都市計画税
毎年1月1日時点で登記されている土地や建物の所有者に毎年課される市町村税です。ただし、都市計画税は市街化区域にある土地や建物が対象となります。
●団体信用生命保険料
契約者が死亡、高度障害になった場合に、ローンの残高が保険金で返済されます。ほとんどの金融機関では加入が必須となっています。
●融資手数料
住宅ローンを借りる際に金融機関に支払う事務手数料です。金融機関によって金額が異なります。
●火災保険・地震保険
ほとんどの金融機関が火災保険の加入を必須としています。地震保険については単独での加入はできず、火災保険とセットで契約する必要があります。
●建築確認申請料
建築確認とは建物が建築基準法に適合しているか確認するための制度です。住宅を建てるときは自治体などに建築確認申請書を提出して、この確認を受ける必要があります。申請は施工会社などが行います。
●給水負担金
新しく水道を引くときに必要です。水道負担金ともいわれています。水道メーターの口径によって金額が異なります。
●敷地測量費
敷地の測量にかかる費用です。土地の大きさや道路との接道状況を調べます。敷地ごとに建てられる建物の種類など法的調査も行います。
●地盤調査費
地盤の地質や硬さなどを調べることで、地盤改良工事が必要かどうかを判断します。建物の構造を決める目安にもなります。費用は試験方法によって異なります。
●引っ越し費用
引っ越しの運送費などがかかります。建て替えの場合、仮住まいの費用も。
●近隣あいさつ
旧居と新居のご近所へ挨拶をする際の 菓子折り代がかかります。 特に新居のご近所さんとは良好な関係を築くためにも丁寧な挨拶が大切です。
●地鎮祭・上棟式費用
地鎮祭は神主への謝礼、儀式で使用するお供え物など、 建物の骨組みができあがったときに行う上棟式については、 職人へのご祝儀や食事代などの費用がかかります。